陽和の4つのコア技術
優れた性能を持つフッ素樹脂を、高精度に製品化するための陽和の加工技術をご紹介します。
フッ素樹脂の特性
フッ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性、非粘着性、電気絶縁性などを持つ高性能な素材です。フッ素樹脂の特性や種類(PTFE、PFAなど)については、こちらで詳しくご紹介しています。

なぜ陽和の加工技術が必要なのか?
フッ素樹脂の特性を活かしながら、難加工を実現するため
フッ素樹脂は、優れた特性を持つ素材ですが、その特性ゆえに加工が難しいという課題があります。
そのため、フッ素樹脂の特性を活かしながら、難加工を実現することが大切です。
フッ素樹脂加工の難しさ
やわらかく、切削しにくい
フッ素樹脂は”非常に柔らかい”です。そのため、切削加工時にはビビり(振動)や掴むことが難しいなど、高精度な加工が難しくなります。
気温変化により
寸法変化が発生しやすい
熱による影響が大きいため、夏場の暑さや冬場の寒さで体積が変化し、製品の寸法精度を低下させます。
接着(くっつける)が
難しい
フッ素樹脂は非粘着性(くっつかない特性)に優れています。この特性ゆえ、部品同士をくっつけたり、他の材料と接合したりするのが難しいです。
陽和は、これらの課題を解決し、フッ素樹脂の優れた特性を安定して発揮させるための加工技術と品質保証体制を提供しています。また、成形・切削・溶着を自社で一貫して行うことで、複合的な要素が必要な複雑な形状、難しい加工にも対応しています。
陽和の4つのコア技術
フッ素樹脂の素材特性を最大限に活かし、お客様の設計を実現するために、陽和では4つのコア技術を連携させています。
成形
安定した品質・量産を支える出発点から自社で責任を持って対応
粉体のフッ素樹脂原料(PTFE)を圧縮し、スリーブ(筒)状や板状の加工素材に成形するモールド成形。溶融成形が可能な素材(PFA)をさまざまな形に加工する射出成形に対応しています。

アニール処理
高精度を求める製品には不可欠。経時変化による寸法トラブルを解消
成形時に発生した樹脂内部の歪みを熱処理で取り除き、加工中・加工後の変形を防ぎます。
フッ素樹脂、各種エンジニアリングプラスチックなど、素材の特性に応じた温度でアニール処理を実施しています。
フッ素樹脂、各種エンジニアリングプラスチックなど、素材の特性に応じた温度でアニール処理を実施しています。

切削
小ロットから量産まで。ハイスペックな要望・精密加工に対応
寸法精度の出しにくいフッ素樹脂やスーパーエンプラ(PEEK、ポリイミド、PBIなど)を、高精度で加工します。

溶着
くっつかないフッ素樹脂を「くっつける」独自の技術
本来、くっつきにくい特性を持つフッ素樹脂を接着剤や溶接棒等を使用せずに熱と圧力のみで結合させる独自の加工技術です。切削加工との組み合わせによる複雑な形状や、接合部のビードがないクリーンな配管を実現します。

品質管理体制
寸法検査だけでなく、さまざまな測定機器を用いて形状の測定や表面の仕上がりなどの確認を行なっています。豊富な測定機器のラインナップに加え、それらを駆使し小さな異常も発見する「目」も当社強みの一つです。
