【PFA溶着 ソリューション事例】フッ素樹脂同士を一体化!漏れない、破損しない、浸食しない!

こんなお困りごとないですか?
- 接法部分に隙間ができて液漏れの心配がある
- 接着剤ではフッ素樹脂と異なるものを使用し、フッ素樹脂の性能を活かせない
- 衝撃がかかった際に、接合した部分の破損が心配になる
フッ素樹脂の接合方法はどんなのがあるの?
世の中には、物をくっつけるために接着剤を使うことがよくあります。
しかし、フッ素樹脂は優れた特性を持ち、通常の接着剤では効果がありません。
フッ素樹脂は非粘着性を持ち、接着剤がくっつかないのが特徴です。
そのため、フッ素樹脂同士をくっつける場合、
一般的には溶接や溶着といった特殊な方法が用いられます。
当社では、フッ素樹脂同士をくっつける際には、
PFA溶着とPTFE溶着の二つの異なる溶着方法を採用し、
それぞれの母材に適した方法を選択して使用します。
今回は特にPFA溶着に焦点を当て、その詳細をご説明いたします。
PFA溶着とは?
PFA溶着とは、
対象物同士の接合面を加熱溶融し加圧することで
一体化させる接合方法です。
接合部分は、母材と同等の強度が得られます。
溶着の方法は、NC制御の自動溶着機を使用するため、
溶着処理の再現性が高く、量産製品に適しています。
溶着と溶接と比較した場合、
・ばらつきが少ない・強度が強い・リーク面に高い信頼性
と様々なメリットが溶着にはあります。
陽和の溶着ソリューション:溶着によるフッ素樹脂同士の『一体化』
チューブ同士、チューブとフランジ、チューブとルアーロックなど
フッ素樹脂(PFA)同士なら様々な物を一体化することが可能です。
溶着部は分子レベルで一体化でき、強度も母材強度に匹敵します。
また、一体化しているため、液漏れや破損のリスクがゼロです。
さらに熱と圧力だけでくっつけているため、不純物の溶出も心配ありません。
『一体化』を活かした製品事例:フッ素樹脂の配管
『一体化』の最も優れた例として、フッ素樹脂製の配管が挙げられます。
フッ素樹脂のチューブ同士や、チューブとマニホールドを一体化し、
漏れ、破壊、浸食などの心配を一切取り除きます。
このため、危険な流体を配管内に安心して流すことができます。
その他のPFA溶着ソリューション①:自由な『接合』
その他のPFA溶着ソリューション②:ビードレス®溶着による『平滑』化
溶着工法では接合部分を完全に一体化させ、母材と同等の強度を得ることが可能です