PTFE溶着

異材質埋設や中空構造で機能性UP PTFE溶着により可能性を広げます

PTFE溶着は、PTFE同士を熱と圧力を用いて結合させる工法です。結合部分は母材と同等の強度を持ちます。PTFE溶着では切削加工との組合せにより、次の様な形状を製品に持たせることが可能です。

PTFE溶着で可能となる形状

・異材質の埋設PTFE溶着_異材質埋設.jpg




・中空構造の形成

PTFE溶着_流路.jpg

PTFE溶着の特徴

・熱と圧力だけを使用する溶着工法
PTFE溶着は溶接や接着とは異なり、熱と圧力のみでフッ素樹脂同士を一体化させる技術です。
溶接棒や接着剤は一切使用していません。
・異材質の埋設
金属やセラミック、磁石といった異材質をPTFEの内部に埋設することが可能です。
・中空構造の形成
PTFE溶着内部には中空構造を形成することが可能です。水に浮く中空ボールや埋設流路構造にも対応いたします。
・切削による追加工
PTFE溶着加工の後工程として切削加工を行なうことにより、精度の必要な部品としても対応することが可能です。

PTFE溶着にけるお客様のメリット

・不純物溶出は0(ゼロ)!
PTFE溶着は接着構造で懸念される不純物溶出といった心配がありません。
クリーン性が求められる環境にも安心してご使用いただけます。
・異材質との組合せによる製品の機能性向上
金属の埋設により製品の強度UP、金属部品へ耐薬品性や滑り性を付加させることが可能です。
個別の材質では難しかった用途への応用が可能となり、製品の価値を高めます。
・1/100台の寸法精度にも対応
当社の得意とするフッ素樹脂精密切削加工との組合せにより、精度の高い製品をご提供します。

PTFE溶着技術を使った製品例

フッ素樹脂、テフロン、PTFE被覆サニタリーポンプ部品 
金属内包PTFE溶着部品
金属部品をPTFEで被覆した羽根状部品です。フッ素樹脂の特徴である『耐薬品性』『非粘着性』『クリーン性』を有し、金属の『強度』を併せもちます。
金属部品の腐食、着香、クリーン性、シール性の課題解決にはPTFE溶着品をご提案しています。被覆の厚みは1.5~5mmと自在です。
 
フッ素樹脂、PTFE、テフロン製マグネット被覆センサー部品
マグネット内包PTFE溶着部品
PTFEの内部にマグネットを埋設し、磁力で回転させることが可能なリング状の部品です。マグネットは位置精度良く埋設され、完全にPTFEで被覆されていますので、直接流体に触れる心配がなく、薬液を使用する環境においても使用できます。
センサー部品や攪拌部品等、PTFEの特性を活かし、磁力を用いた製品を製作することが可能です。
 
フッ素樹脂、PTFE、テフロン製マイクロリアクター部品。
中空構造PTFE溶着部品
PTFEブロック(10t×40w×70L)の内部にΦ2の立体的な流路を形成した配管部品です。内部に切削加工で流路を作成した部品を組合せ溶着することによリ、微細で複雑な流路を形成する部品を製作することが可能です。
省スペースな集合配管部品や反応器の製作工法としてご提案します。

 
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