2007年5月に竣工した本社工場は2019年4月に新たな製造棟を増築し、生産能力が飛躍的に向上しました。多様化するお客様のニーズにお応えするために自動加工機やロボット、ITシステム等の先進設備を積極的に導入しています。
人や環境に優しいという新築時のコンセプトはそのままに工場は時代に合わせ日々アップデートしています。
工場内は、常に室温を25℃±2℃に管理しており、安定した環境化によって製品を加工しています(一部熱処理工程は除く)。 また、工場の1階基礎部分は、免振性に優れた強固なスラブ構造を採用し、さらに精密測定エリアにおいては、外部からの振動を伝えないように独立基礎構造を取り入れ、高品質な製品作りを確かなものにしています。
工場社屋の建物外壁には、断熱性に優れた外壁材を採用し、一年を通し外気温の影響を受けにくい構造です。また、一部機械加工エリアでは中間期にフレッシュエアを取り込むことで、室温管理の必要な工程においてエアコンによる電力負荷を減らし、省エネに取り組んでいます。2017年よりソーラーパネルを設置し、自家発電も行なっています。
社屋内は、ホワイトを基調にブルー、レッドなどを明るく配色し、目に優しく、集中力を高める効果をとりいれています。また、工場の随所へリフレッシュコーナーを設置し、従業員がリラックスできる環境を整えています 。更に2階中庭を庭園化し、四季を通して草花に触れられ、木陰を演出する癒しの空間となっています。
2019年の生産エリア拡張と共に加工工程の自動・無人化にも取り組んでいます。例えば従来ヒトの手で行なうワーク着脱をロボット化することにより、一部切削工程で夜間の自動運転が実現しました。自動・無人化は単に生産性を向上させるだけでなくワークライフバランスとの両立にも寄与しています。