【フッ素樹脂のアニールについて】加工前の一工夫で製品トラブルを解消!!
こんなお困りごとありませんか?
・製品が反ったり曲がったりしていて使えない
・製品が変形していて組付けが上手くいかない
・製品に割れ(クラック)が発生した
その原因は?
フッ素樹脂の成形品では成形体を冷却する過程で内部応力が発生します。
その内部応力の影響により切削加工を行った後に反りや歪みといった変形が発生することがあります。
このような製品は部品同士の嵌合が悪く組付けが出来ずに製品として機能しない場合があります。
また応力が掛かった箇所に外力が加わったり、薬液に触れた場合、その薬液が内部に浸透して割れ(クラック)に繋がります。
当社ではそのようなトラブルがなるべく起こらないようにする為に
加工前の素材にアニール処理を行っております。
アニール処理とは?
アニール処理とは、成形後の樹脂の冷却する過程で生じた内部歪みを取り除く熱処理のことです。
当社ではフッ素樹脂をはじめ、PEEKなどの高機能樹脂まで、その樹脂の特性に応じた温度にてアニール処理を実施します。
★詳しくはこちらへ
http://www.yohwa.co.jp/technology/ptfe.html
当社アニール処理の特徴
・高温タイプのアニール炉も保有し、耐熱温度(約300℃)の高い樹脂にも対応します。
・PFAインジェクション成型品へのアニール処理も行います。
・アニール処理は樹脂の結晶化度も高めますので、薬液透過の低減にも繋がります。
※弊社ではアニール処理のみは行っておりません。