【フッ素樹脂の温度変化について】えっ!フッ素樹脂の寸法変わりすぎ!!?
こんな問題、起こってないですか?
- 製品の寸法が安定しない
- 寸法にバラつきがある為、歩留まりが悪い
- 寸法を安定させる為、追加工をしている
その原因とは?
フッ素樹脂の線膨張率は鉄の10倍、アルミニウムの5倍と大きく、使用する際は熱膨張を考慮する必要があります。
そしてPTFEは19℃付近に体積変化を起こす転移点があります。
その為、この転移点の前後で明らかな寸法変化が生じます。
※JFIA(日本フッ素樹脂工業会)フッ素樹脂ハンドブックより引用
JIS規格によって定められた、フッ素樹脂の切削加工の寸法許容差を測定する際の測定方法は、25±2℃の雰囲気中で4時間以上静置したのちに、その温度で行うことになっています。
※JIS K6884”四ふっ化エチレン樹脂普通寸法許容差〔削り加工〕”より抜粋
当社が行っている事
当社ではフッ素樹脂が温度変化で寸法が変わらないよう、常に工場内を25±2℃に温度管理し、安定した環境下にて製品を加工しています。
このように、当社ではフッ素樹脂の加工を行う為に、様々な工夫を行っています。
フッ素樹脂の加工で困りでしたら、お気軽に当社にお声がけください。