【フッ素樹脂の難燃性】UL規格・限界酸素指数で解説!高温・化学環境に最適な理由

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【フッ素樹脂の難燃性】UL規格・限界酸素指数で解説!高温・化学環境に最適な理由

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【フッ素樹脂の難燃性】UL規格・限界酸素指数で解説!高温・化学環境に最適な理由

🔥 難燃性に関するお悩み、フッ素樹脂が解決!

樹脂部品の火災リスクが心配
✅燃焼被害を最小限に抑えたい
✅引火性のある液体を扱うため、安全性を確保したい

このような課題を抱えていませんか?
フッ素樹枝なら、これらの問題を解決できます!
 

🔍 そもそも難燃性とは?

難燃性とは、「燃えにくい性質」のこと。

難燃性のある素材には、次のような特徴があります。
・火をつけても燃えにくい
・燃えても継続しにくい、
・自己消化性を持つこともあり
など、様々な性質があります。

フッ素樹脂は、この難燃性に優れた素材の1つです!
 

🔬 難燃性を持つフッ素樹脂とは?

フッ素樹脂は、フッ素を含むプラスチックの一種で、高機能を持つ素材です。
英語では、fluororesin や fluoropolymer などと表記されます。
代表的な種類には、PTFEPFAなどがあり、
以下のような特性を持ちます。
耐熱性🔥:高温環境でも変形しにくい
耐薬品性🧪:多くの化学薬品に対して優れた耐性を発揮
低摩耗性⚙️:滑りやすい特性で摩耗が少ない

📝もっと詳しいフッ素樹脂の特性はこちらから
フッ素樹脂とは
 

📏 フッ素樹脂の難燃性①:UL規格とは?

フッ素樹脂の代表格であるPTFEやPFAは
アメリカのUL94規格で、最も高い✅V-0✅を有しています

💡UL94規格とは?
ULで定められたプラスチック材料難燃性試験規格です。
プラスチック材料の燃焼性試験を行い、以下のグレードで評価されます。
・V-0(最も難燃性が高い)
・V-1
・V-2
・HB(最も難燃性が低い)
 

📊 フッ素樹脂の難燃性②:限界酸素指数(LOI)とは?

フッ素樹脂の難燃性を証明するもう一つの指標が「限界酸素指数」です。
✅PTFEやPFAの限界酸素指数は95%以上!
💡限界酸素指数とは?
物質が燃焼を維持するのに必要な酸素濃度を示す値です。
・空気中の酸素濃度は約21%
・PTFEやPFAは酸素濃度が95%以上でないと燃焼しない!

つまり…通常の環境下ではフッ素樹脂は燃えることがほとんどありません!
 

🏭 フッ素樹脂の難燃性が活躍する場面

フッ素樹脂の難燃性は、さまざまな業界で活用されています!
🔹 半導体製造装置の配管
👉 高温・高圧の危険な薬品を使用する環境で、安全性を確保!
PFA溶着事例 平滑

🔹 化学プラントの配管やタンク
👉 耐薬品性と難燃性を兼ね備え、長期的な安定運用が可能!

🔹 航空・宇宙産業
👉 燃焼リスクを最小限に抑えるため、航空機や宇宙機器にも採用!
 

🎯 難燃性以外のフッ素樹脂のメリット

フッ素樹脂は難燃性だけでなく、他の特性と組合せることで
さらなるメリットを発揮します。
1. 難燃性×耐薬品性
👉 強酸・強アルカリにさらされる環境でも、燃えにくく劣化しにくい!
👉 化学プラントや医療機器での利用に最適!
フッ素樹脂 耐薬品性

2. 難燃性×耐熱性
👉 高温環境下でも形状を維持し、発火リスクを抑制!
👉 半導体製造や航空宇宙分野で活躍!
フッ素樹脂 耐熱性

3. 難燃性×低摩擦性
👉 摩擦による発熱や火花の発生を防ぎ、安全性を向上!
👉 摺動部品やベアリングにも最適!

✅ 4.難燃性×絶縁性
👉 電気火災のリスクを低減し、電子機器の小型化、軽量化をサポート!
👉 高電圧機器や通信機器にも採用!
 

🔚 まとめ

フッ素樹脂は、UL規格V-0や限界酸素指数95%以上という優れた難燃性を持ち、
🔥 火災リスクを低減し、安全性を確保するのに最適な素材です!
さらに…
✅ 耐薬品性
✅ 耐熱性
✅ 低摩擦性
といった特性も兼ね備え、半導体・化学プラント・航空宇宙など幅広い分野で活躍しています!
👉 フッ素樹脂の導入をお考えの方は、ぜひ陽和にお問い合わせください!

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