【PTFE溶着事例】フッ素と鉄のWパワー!鉄球入りフッ素樹脂ボール!
樹脂ボールや鉄球でこんなお困りごとないですか?
鉄球では酸やアルカリに弱く腐食してしまう。
樹脂ボールでは軽すぎる。
樹脂ボールでは強度が弱く、割れやすい
・・・etc
こんなお困りごとないでしょうか?
もしかしたら、そのお悩み解決できるかもしれません!!!
鉄球と樹脂ボールの違いは?
金属と樹脂のそれぞれのメリットは?メリット早見表 | ||
金属 | 樹脂 | |
重量 | 重たい | 軽い |
耐薬品性 | 弱い | 強い |
耐熱性 | 強い | 弱い |
耐衝撃性 | 強い | 弱い |
どんな用途で使用されているの?
金属ボール
ボール例:鋼球、ステンレス球
使用用途:粉砕用のボール、ベアリングボール・・・etc
重たさや耐衝撃性、耐熱性などを必要とされる場面で使用されるケースが多い
樹脂ボール
ボール例:PP球、ナイロン球
使用用途:薬液の攪拌、バルブ等のシール部品・・・etc
軽さ、耐薬品性、耐食性などを必要とされる場面で使用されるケースが多い
どちらの良さも兼ね備えた夢のボールはないだろうか?
そんなボールがあるんです!!!
鉄球入り樹脂ボールとは?
鉄球入り樹脂ボールとは、その名の通り、樹脂の中に鉄球が入っているボールになります。
樹脂ボールの中に鉄球が入っている事で、樹脂ボールの弱点である、重量や耐衝撃性などをカバーできますし、
鉄球の弱点である、耐薬品性や腐食性などを樹脂でカバーすることができる、
まさに"W"パワーなボールになります。
当社の鉄球入り樹脂ボールの特徴は?
当社で製造するボールは鉄球入りフッ素樹脂(PTFE)ボールになります。下記のように鉄球の良さと、フッ素樹脂の特徴である他の樹脂よりも優れた特性を併せ持ちます。
重量・耐衝撃性
フッ素樹脂の中に鉄球を内包している為、重量や強度が増し、大きな衝撃にも耐え得ることが可能です。
耐薬品性
鉄球がフッ素樹脂に覆われている為、酸やアルカリにも侵されず、耐薬品性に優れます。
耐熱性
フッ素樹脂は他の樹脂に比べて耐熱性に優れ、高温下での使用も可能です。
鉄球入り樹脂ボールはどうやって製造されているの?
鉄球入りのフッ素樹脂ボールは、当社が持つPTFE溶着技術を用いて製造されます。
PTFE溶着とは、熱と圧力だけを用いてPTFEをくっつける技術です。
当社の特徴は、PTFE溶着を用いてさらに切削加工で仕上げる為、寸法精度の高いボールを製造することが可能です。
鉄球入り樹脂ボールの想定される使用場面は?
・酸やアルカリなど薬液を使用する場面では鉄球だと腐食してしまう
・樹脂ボールを使っているが、劣化が早く交換頻度が高くて困る
・鉄球が摩耗して金属が混入してしまうと困る
そんな時には鉄球入りフッ素樹脂ボール!
・耐薬品性に優れており、他の樹脂では耐えられない環境下でも問題ありません。
・鉄球を内包している為、耐久性にも優れ、繰り返し使用出来ます。
・クリーンなフッ素樹脂である為、食品分野や医薬品分野での使用も問題ありません。
・鉄球を内包する際には接着剤を使用してない為、不純物の溶出の心配がありません。
こんなボールも作ってます!(中空ボール)
鉄球無しの樹脂ボールも、もちろん製作可能です。
また、PTFE溶着の技術を用いれば、鉄球を入れずに、ボール内に中空構造を作ることも可能です。
ボールの中が空洞になっている為、鉄球入りやただの樹脂ボールよりも軽くなり、水に浮かせる事が出来ます。
フッ素樹脂同士をくっつけることでこんなこともできる??
フッ素樹脂同士をくっつけることで、様々な効果が期待出来ます。
くっつける技術を用いることで接合部の強靭化、パーツ点数の削減、腐食防止
作業効率化、そして今まで切削ではできない形状への加工など様々なメリットを
生み出すことが可能です。